178回目の天城シネマパラダイスは、
2015年10月31日 日本劇場公開(
)
原題「Незламна」
英題「Battle for Sevastopol」
総 合 評 価 ( 個 人 的 ) | 臨場感 | ★★★ |
展開 | ★★ |
映像 | ★★★★★ |
面白度 | ★★★ |
真面目度 | ★★★★ |
「Незламна」公式サイト(海外)
http://www.nezlamna.com/「Незламна」公式facebook
https://www.facebook.com/nezlamnaロシア・ウクライナ制作
映画(
)
上映時間
123分
映画「
ロシアンスナイパー」予告
映画「Battle for Sevastopol」予告(海外版)
スタッフ&キャスト
監督 | セルゲイ・モクリツキー |
ロシアの監督・脚本・俳優。TV・映画などで活躍 |
脚本 | 「イゴール・オレショフ」「セルゲイ・モクリツキー」「マキシム・バダリン」他 |
脚本は5人!「イゴール・オレショフ」がベテラン |
制作 | 「イゴール・オレショフ」「ナタリア・モクリツカヤ」 |
「モイパパバリシニコフ」で制作 |
制作総指揮 | 人名 |
「Natalya Mokritskaya」「イゴール・オレショフ」 |
出演者 |
ユリア・ペレシド | リュドミラ・パブリチェンコ |
2003年から活動しているロシア人女優。TV・映画・劇場で活躍 |
ジョアン・ブラックハム | エレノア・ルーズベルト |
イギリスの女優。TV・映画・劇場で活躍 |
エフゲニー・ツィガノフ | レオニード |
ロシアの俳優「コレクター(2001)」で映画デビュー |
ビタリー・リネツキー | 市長 |
ロシアのベテラン俳優。2014年7月に公開前に他界 |
ポリーナ・パクホモバ | マーシャ |
2012年からTVで活動開始!新人 |
ニキータ・タラソフ | チョプラ |
2001年からTV・映画で活躍するベテラン俳優 |
アナトリー・コット | ニコライ |
オレグ・ワシリコフ | マカロフ |
セルゲイ・ボンダレンコ | ゾルダート |
Stanislav Boklan | otets Lyudmily |
Natella Abeleva-Taganova | Sonechka |
Sergey Anashkin | Nemetskiy soldat |
Vilen Babichev | Fima |
他多数 |
昨年の10月31日~12月11日まで、
ヒューマントラストシネマ渋谷
で、
モースト・デンジャラス・シネマグランプリ2015
で
限定公開
された
映画
です。
英題の「
Battle for Sevastopol
」は
セヴァストポリの戦いの意味で、
原題の「
Незламна
」も同じです。
セヴァストポリの戦い地図
セヴァストポリ
とは、
現在の
クリミア
のことで、
では「セヴァストポリの戦い」とは、
なんですかってことで、
1941年10月30日~1942年7月4日に行なわれた、
ドイツを中心にした枢軸軍が、
ソビエト連邦に侵攻した戦いのことです。
この攻防戦は東部戦線の前哨戦で
ソビエト(ロシア)にとっては、
第二次大戦において重要拠点を失った
歴史的な戦いなのです。
邦題の「
」は、
あながち間違ってはいないですが、
明らかに「
アメリカンスナイパー
」を
意識した邦題で、映画を見た後だと、
個人的には共感できません。
デンマーク映画の「
ナイン・エイプリル
」
と同じ歴史的な話なので、
せめて
「セヴァストポリのスナイパー」
とか
「セヴァストポリの死神
-女スナイパー リュドミラ・パブリチェンコ-」
とかにして欲しかったですね。
邦題をみたら「
スターリングラード
」
を彷彿してしまって、
期待値を上げてしまい、
少し物足りない感じになりました。
「スターリングラード」の
ヴァシリー・ザイチェフ
も実在の人物で、
本作の主人公
リュドミラ・パブリチェンコ
も実在人物で、
実際の話を映画化した物語りです。
ザイチェフもプロパガンダとして、
利用されたスナイパーでしたが、
その前に女性のスナイパーが
戦果を挙げプロパガンダとして
活躍していたとは知りませんでした。
見どころは、なんといっても
戦闘シーン
に限ります!
迫力満点
で臨場感が半端ないです。
ファンだったら、
見て損は無いと思います!!
ストーリー
1940年代、
ナチス党ドイツがフランスへ侵攻、
ヨーロッパでは戦禍が広がり、
ソビエト連邦もドイツの動きを注視していました。
とはいえ
1939年8月23日にドイツとソ連は
独ソ不可侵条約を締結していたので、
ドイツが侵攻してくるとは、
殆ど考えていませんでした。
ところが
1941年6月22日にドイツがソ連に侵攻、
圧倒的に戦力差で、
ドイツは次々とソ連内部へ侵攻してきました。
大学生のリュドミラ・パブリチェンコは
ウクライナの普通の女子大生でしたが、
射撃の技術が高く
評価され、
志願兵として軍に入隊します。
同じ大学の友人も入隊を希望し、
それぞれが出来る形で軍に入隊し、
ドイツ軍の侵攻を阻止しようとしていました。
ドイツ枢軸軍は、
東部へ侵攻する拠点として、
黒海に面したウクライナの
セヴァストポリ占領が重要でした。
同じくソ連もセヴァストポリが陥落すると、
内部へ撤退を与義なくされ、
首都モスクワまで危険にさらしてしまう
ことになってしまいます。
リュドミラは訓練を主席卒業し、
前線へ送り込まれることになります。
はじめての戦いでは2人を狙撃し、
実戦での成果を挙げ、
誰からも一目置かれる存在となります。
それから、狙撃部隊の隊員として、
戦果を上げるリュドミラでしたが、
ドイツ軍の侵攻を食い止めるられず、
ソ連はセヴァストポリをから
撤退を与義なくされていまします。
上級士官や幹部、そして貴重品などが、
優先的に後方へ送ることになり、
その時間を稼ぐために、
リュドミラたち狙撃部隊は、
総動員でドイツ軍の足止めに狩り出されます。
しかし、
ドイツ軍も列車砲や爆撃を強化し、
セヴァストポリに猛烈な砲撃を行います。
こうして
ヴァストポリの戦いを生き抜き
309人狙撃したリュドミラは、
アメリカに支援を求めに行きます。
単に女性の英雄とアメリカ人に騒がれ、
困惑するリュドミラでしたが、
ルーズベルト大統領のファーストレディ、
エレノア・ルーズベルトに励まされ、
ファシズム打倒を訴えるため、
壇上にあがります。
彼女の言葉はアメリカ国民を動かせるのか!?
※ネタバレ※----------------------------戦争という側面と
若い女性という側面の両面を
映像化した映画で、
どちらに重きを置くかによって、
かなり内容が変る映画だと思いました。
色々調べていると
この脚本は難しいなと思います。
「
ロシアンスナイパー」では、
結局、主人公の女性
リュドミラに脚光を浴びせた脚本で、
女性という側面が2/3以上をしめていたので、
戦争ファンには、
物足りない仕上がりになっていると思います。
映画ファンには残念なことに
典型的な予告編が面白いって
パターンです。
戦闘シーンは手抜きがなかったので、
すごくよかったんですけどね。
学生時代、
周りは男性の話で盛り上がり、
将来医師のチョプラに求婚されたところで、
戦争になり、
価値観の違いで破談。
訓練中に知り合った、
パイロット候補生と仲良くなり、
一方的に迫られて困るリュドミラ。
リュドミラは考え方が大人なので、
同世代は好きになれないようでした。
それが
配属された先の隊長に恋をして、
さあ、これが恋って芽生えたところで、
隊長戦死!!!
意気消沈のリュドミラの耳に
訓練時代に迫られたパイロットの男性まで
戦死したと聞かされます。
リュドミラの友人は、
別のパイロットと恋仲になりラブラブ。
そして、
次に配属された部隊の隊長と
またもや恋に落ちるリュドミラ。
今度こそはと思っているとこで、
友達が結婚するので、
ささやかな結婚式に出席して欲しいと言われ、
行ってみると、
新郎は戦死で不在。
気が狂いそうになる友人を見て、
自分も幸せになろうと思ったところで、
またもや、隊長戦死!!
学生時代に求婚されたチョプラは、
前線近くの病院に軍医として参戦し
2人目の隊長と3角関係になっていたところで、
まさかの隊長戦死!!
同じ砲撃受け、
自分は生き残ったことをチョプラに聞かされ、
更にドイツ軍に敵意を剥き出しにする
リュドミラでしたが、
傷が深く復帰するまでに時間がかかる状態です。
チョプラの軍医特権で、
一緒に後方へ下がろうとなだめられ、
後方向かう飛行機に乗り込むリュドミラ。
けれども
チョプラの軍医特権というのはウソで、
後方行き切符はチョプラの切符で、
1人後方へ送られたことを知ります。
ドイツ軍の砲撃が
セヴァストポリを襲います。
残ったチョプラ戦死。
そしてリュドミラは、
英雄として支援を求めに、
アメリカへ向かいます。
「ソビエトでは女性も子供も
前線で戦い毎日を生き抜いています。
309人を殺したことに意味はありません。
309のファシズムを倒しただけです。
やがて戦禍は拡大し
アメリカにも飛び火してくるでしょう。
そうなるまで、
女性(私)の後ろに隠れているのですか!?」
↑個人訳↑
こうして、アメリカ人たちは、
世界各地に兵士を送るようになったとさ。
登場狙撃銃
モシン・ナガンM1891/30
ソビエト軍の主力ライフル
トカレフSVT-40 半自動小銃
初陣の戦禍を
評価され授与されます。
軽量ですが、不具合が多く、
1944年に生産停止。
登場人物
リュドミラ・パブリチェンコ
愛されると殺されてしまいます。
エレノア・ルーズベルト
チョプラ
なんやかんやと一番エエ男やった!
おまけ
PEスコープを覗けば
バイオハザードのM1891と同じ!
では、また
SEE YOU~
「streamin」 #ロシアンスナイパー #
BattleForSevastopol #
感想 #映画 #
評価 #
評判 #
ネタバレ #
レビュー
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天城シネマパラダイスの楽しみ方
評価について
総 合 評 価 ( 個 人 的 ) | 臨場感 | ★★★★★ |
展開 | ★★★★★ |
映像 | ★★★★★ |
面白度 | ★★★★★ |
真面目度 | ★★★★★ |
- 臨場感:物語りに入り込み度
- 展開:テンポの良さ・脚本の良さ
- 映像:画像の見易さ・綺麗さ
- 面白度:笑度・関心度
- 真面目度:真実性・訴求力
期 待 度 | これからの展開 | ★★★★★ |
クオリティ | ★★★★★ |
- これからの展開:総合的な期待度
- クオリティ:アニメーションの綺麗さ
評価の★は最高で5段階ですが、たまに6が付く時があります。
「こういう意見もあるんだな」程度で温かい目で見てやってください。
誤字・脱字が多いです。そういうのを探すのも楽しみ方の一つです。
もし発見したら、コメントやメッセージをいただけると救われます。
しかし、報酬は何もでません^^;
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